関東支部会長職就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
歴代の会長及び諸先輩方が長きに渡り、日本の水泳界を盛り立てるのみならず社会スポーツ普及の場としてスイミングクラブを発展させていらっしゃった功績に心より感謝いたしますとともに敬意を表します。
この度、会長職を引き続き3期目も努めさせて頂く事となりました。
元号も令和と改まりました。令和を「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められております。スポーツという文化に誇りと愛着を持ち相互互助の精神で次世代へ繋いでいくお役目と心得、精進して参りたいと存じます。
わが国におけるスイミングクラブの歴史は、昭和39年東京オリンピックの結果を受け東京に第一号のスイミングクラブが誕生したことを契機とし、昭和43年には日本スイミングクラブ協議会が発足し、全国各地に多数のスイミングクラブが急速に開設されていきました。昭和54年に任意団体の日本スイミングクラブ協会が設立、そして昭和62年に現在の社団法人日本スイミングクラブ協会が認可されました。協会の主たる活動といたしましては、平成2年5月に文部大臣認定「社会体育指導者の知識技能審査」が正式に事業認可され、当協会による「商業スポーツ施設における指導者(公認水泳教師)」の養成・資格付与事業がスタートいたしました。関東を発祥の地として全国に発展を遂げたスイミングクラブは、協会の積極的な活動とともに各地域に定着し、その社会的役割は、ベビースイミング、マタニティスイミング、アクアフィットネス、マスターズスイミングフェスティバル、各種競技会等々日本の国民にとって、既に欠くことのできない地位を確立いたしました。
関東支部も理事、専門委員会の委員長並びに各委員は、正会員クラブの皆様への情報共有、情報発信、
各クラブの利益を第一に考え多くの事業活動を実施して参りました。
これからも地域社会が我々に求める社会的責務も、従来以上に重いものと真摯に受け止め多くの年代の皆様に親しんでいただける業界であり続けるよう努めて参ります。
協会を大いに活用され各種講習会、会合、情報交換会、総会等、積極的にご参加頂けますれば幸いに存じます。
微力ではございますが、関東支部の更なる発展のため誠心誠意努力いたす所存でございますので、何卒、倍旧のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和3年4月22日
日本スイミングクラブ協会関東支部
会長 三宅 泉